タイルカーペットクリーニング
2021.09.04(土)
事例


いつもお世話になっているクリニック様でタイルカーペットのクリーニング作業をしてきました。
カーペットも20年が近くなっているようで、汚れを除去してもカーペットの痛みできれいに見えない部分が多くなってきました。貼り替えのご提案もする時期になってきましたね。
せっかくなので作業風景もご紹介します。

ブラシでのアジテーション
ブラシの刺激で事前に撒いた洗剤の反応を促します。弊社ではカウンターローテーションタイプの機材で作業します。お掃除屋さんならどこでも持っているポリッシャーと違い、2本のブラシが縦に回転してカーペットのパイル(表面の毛)をリフトするように刺激します。他の作業にも使えないことはないんですが、ほぼカーペット専用と言っていいでしょう。
この機材で、最近注目のエンカプセレーションクリーニングや、昔に流行ったパウダークリーニングもできるんですよ。また今度ご紹介しますね!

ホットウォーターエキストラクション
カーペットのクリーニング業者さんには最も馴染みのあるクリーニングです。温水を噴射し、同時に汚れを回収する技法で、別名スチームクリーニングと言ったりしますが、これが正式な名称です。当然ですが蒸気でクリーニングするわけではありません。この別名がいけないんでしょうね。このクリーニングでロールカーペットを殺菌してほしいと依頼されたこともあります。でもノロウイルスなんかは85℃以上で1分必要なんです・・・ムリです!高性能の温水発生システムを使って、例えば高圧(水の沸点が上がります)でソリューションホースに100℃を超える温水を通しても、カーペットの表面に届くころには、空気で冷却されるので、85℃以上なんて一瞬もしくは最初からそれ以下です!この機械は殺菌消毒を目的にしているわけではないので、お間違えの無いように。
ロールカーペットでしたら、今はウールにも影響の少ない薬品もあるので、クリーニング後それで殺菌することをお勧めします。
それよりもこの技法で注意してもらいたいことがあります。またの機会にご紹介しますね。